暗室に光なく、錆びた鉄が法則を唸る

幼獣うずくまり、隅で息は霜と凝る

一道の裂け目、驟然として沈む幕を引き裂き

銀芒迸る、譽れのためでなく、ただ背後に微光守る

無聲の涙、沈黙の土を浸し

一振りごとに、刻まれるは形なき見張り

裂帛の音、唯一の障壁となり

清冷なる軌跡、息詰まる長廊を切り開く

雙影凍土に映り、刃の峰に寒芒覆う

無聲の根、暗がりで絡み合い強く

一方は迸る、闇焼き盡くす灼熱の奔流

一方は凝結す、嵐遮る壁となる

凍土の下、死の荒野にあらず

雙影揺らめき、消えざる抵抗の燈火

雙影凍土に映り、輝光は刃に秘めり

氷晶無音、指先でひそやかに咲く

飾りにあらず、心の海渦巻く波

背中を凝視し、刻むは無言の刻印

暗流渦巻く、血脈の奧深く潛み

悪意が墨の如く、あの光を呑まんとし

守りの堤、砕けんとする音響が！

一聲の鋭叫、恐怖の解放にあらず！

死寂が凍結し、時さえ息を殺す！

氷の棘叢生す、飾りの網にあらず

黙する盾、瞬時に築かれたる戦場！

指差す先、唯一の方向

雙影凍土に映り、刃の峰に寒芒覆う

無聲の根、暗がりで深く養われ

一方は引き裂く、宿命を斷つ航路

一方は氷封す、帰途守る港

凍土の上、虛妄の強情にあらず

雙影織り成す、生命共鳴のこだま

雙影凍土に映り、輝光は永久に消えず

鋼の天蓋、冷たき価値を量り

霜の下に、暖流ひそかに奔る

逆光を行け、雙影は互いの標

凍土の深淵、消えぬ命脈が湧く

宣言など不要、刃の向く先が帰路

氷域の護り、暗黙の了解の領土

長夜の果てにも、二星は道標

雙影…凍土…無言の契約…

刃の峰…寒芒…永久の序曲…

雙影…消えず…

お兄ちゃん愛してる

私たちは決して離れない

たとえ世界が滅びても、私はあなたのそばにいます