- 加藤周一《日本文學史序說(下)》配套題庫【章節題庫(含名校考研真題)+模擬試題】
- 圣才電子書
- 17字
- 2021-05-21 22:15:06
第一部分 章節題庫(含名校考研真題)
第七章 元祿文化
一、次の文學の固有名詞に振り仮名を付けなさい。
1松尾芭蕉(國際關系學院2011)
【答案】まつおばしょう
2①浄瑠璃
②色物(國際關系學院2012)
【答案】①じょうるり ②こうしょくもの
3井原西鶴(國際關系學院2013)
【答案】いはらさいかく
4①「世間胸算用」
②近松門左衛門(國際關系學院2014)
【答案】①せけんむねさんよう ②ちかまつもんざえもん
5①浮世草子
②俳諧
【答案】①うきよぞうし ②はいかい
二、穴埋め。
1俳諧は室町時代末から連歌の一部として詠まれたが、余與的要素が強く獨立した文蕓とはみなされなかった。それが山崎宗鑑や荒木田守武らの業績によってしだいに獨立した文蕓として力をたくわえ、江戸時代に入ると新與階級の人々に受け入れられるようになった。この普及に力を注いだのが松永貞徳である。この一派は貞門派と呼ばれ格式を重んじた。しかしその風はやがて自由を失い次第に飽きられるようになった。
それに対して西山宗因は自由奔放な風を主張し広く町人に受け入れられた。この一派を談林派という。しかし談林派の奔放さは新與町人の生活感情を生き生きと表現したが、その奔放さが逆に自らの道を閉ざす結果になった。
元祿期に入ると(1)が登場する。(1) は伊賀上野の下級武士の出で、始め主君藤堂良忠が北村季吟の門人だったことから彼も貞門派の俳諧を學ぶが、主君の死後25歳に江戸に下り談林派の俳諧の影響を受け、やがて「まことのほかに俳諧なしとし」とし自然との一體化の境地を求め、(2)を確立する。(北京科技大學2012)
【答案】(1)松尾芭蕉 (2)蕉風
【解析】江戶時期松尾芭蕉對俳諧進行了革新,確立了“蕉風”。
2松尾芭蕉、井原西鶴と並び稱される元祿期の三巨人のもう一人は(A)である。彼は前時代から避遠の地方にまで行われていた古浄瑠璃の幼稚さを脫卻し、竹本義太夫と提攜して操り人形劇の詞章を作り、浄瑠璃を江戸文學の重要なる一部門たらしめた。彼の作品は百數十編に及び、『國姓爺合戦』、『曽我會稽山』のごとき(B)物、『心中天の網島』、『冥途の飛腳』のごとき(C)物がすぐれている。彼の蕓術論(D)論は有名である。以後竹田出雲、並木宗輔らが出て、隆盛を極め、寶暦末頃(E)に圧倒される。そのころ最後の奮闘をしたのは近松半二である。(北京科技大學2012)
(注)人物名は、近松半二、近松門左衛門、竹田出雲、竹本義太夫の中からそれぞれ選んで答えよ。
【答案】A.近松門左衛門 B.時代 C.世話 D.虛実皮膜 E.歌舞伎
【解析】近松門左衛門和松尾芭蕉、井原西鶴三人并稱為元祿文學三巨人。近松門左衛門創作的凈琉璃分為取材于之前的時代、多強調武士精神的“時代物”和以當代世態為背景、描寫義理和人情糾葛的“世話物”。“時代物”的代表作品有《國姓爺合戰》、《曾我會稽山》等,“世話物”的代表作品有《殉情天網島》、《冥途飛腳》等。此外,他還提出藝術論“虛實皮膜論”。
3俳句とは、 の三句からなる、日本獨自の定型詩の事を指し、「 」と呼ばれる季節を表す言葉を含まなければならないというルールがある。「 」という言葉が略されて、「俳句」と呼ばれるようになった。 に確立し、「奧の細道」の作者で有名な など活躍し、広く庶民にもその文化が流行した。(北京郵電大學2010)
【答案】五七五、季語、俳諧の発句、江戸時代、松尾芭蕉
【解析】俳句是由音節分別為五、七、五的三個固定句子組成,并包含季語的日本獨有的短詩歌文學形式。俳句是“俳諧發句”的略稱,江戶時代確立起來,并且由于《奧州小路》的作者松尾芭蕉等人的活躍,俳句文化也在庶民階層中普及開來。
4「松のことは松に習へ、竹のことは竹に習へ」と言ったのは昔の俳聖である( )である。(電子科技大學2012)
【答案】松尾芭蕉
【解析】松尾芭蕉被稱為“俳圣”。
5元祿時代の町人蕓術として、まず第一に を挙げねばならない。それは、連歌の一種から出たもので、もと滑稽を特色とするものであったが、 が1681年に新しい正風をはじめ、その蕓術的境地は一段と深められるに至った。自然の閑寂な趣をとらえる點において特色をよく発揮しており、その高雅な脫俗の精神は、むしろ宗教的境地を思わせるものがある。
【答案】俳諧、松尾芭蕉
【解析】俳諧是元祿時代具有代表性的町人藝術形式,來源于連歌,起初以滑稽為特色。“俳圣”松尾芭蕉樹立“蕉風”,提高了俳諧的藝術性,重點把握自然的閑寂趣味,高雅脫俗。
6歌舞伎の腳本作家と浄瑠璃の代表作家で、『曾根崎心中』などの作品を書いた作家は( )である。
【答案】近松門左衛門
【解析】近松門左衛門是元祿時期著名的凈琉璃及歌舞伎作家,代表作有《情死曾根崎》等。
三、次の答えから正しいものを選び、記號で答えなさい。
1次にあげた人は日本文學の代表的な作者で、この人の作品名を後から選んで答えなさい。
井原西鶴(北京第二外國語學院 2010)
ア 雪國
イ 暗夜行路
ウ 夜明け前
エ 奧の細道
オ 更級日記
カ 羅生門
キ 方丈記
ク 枕草子
ケ 舞姫
コ 日本永代蔵
【答案】コ
【解析】《日本永代藏》是井原西鶴的作品。
2芭蕉の俳諧の精神を示すことばを、下記の中から二つ抜き出して記せ。(北京科技大學2011)
(A)あわれ
(B)軽み
(C)いき
(D)義理
(E)さび
(F)慰み
【答案】B、E
【解析】“蕉風”包括“わび”“さび”、“軽み”等。
3江戸時代に浄璃璃の大成をなしたのは竹本義太夫と( )である。(天津外國語大學2009)
A紀の海音
B近松門左衛門
C市川団十郎
D坂田藤十郎
【答案】B
【解析】竹本義太夫和近松門左衛門是江戶時代凈琉璃的集大成者。
4近松門左衛門の作品ではないのは( )である。(天津外國語大學2010)
A曽根崎心中
B出世景清
C國性爺合戦
D好色一代男
【答案】D
【解析】《好色一代男》是井原西鶴的浮世小說。
5江戸前期の文學は上方を中心とし、その最盛期は( )のころである。
A文化
B文政
C元祿
【答案】C
【解析】江戶前期文學以上方為中心,其鼎盛時期是元祿時期。
6連歌から派生した貞門俳諧を、さらに改革したのが(①)の俳風で、その一門に(②)がいる。
①ア.山崎宗鑑 イ.上島鬼貫 ウ.西山宗因 エ.北村季吟
②ア.井原西鶴 イ.各務支考 ウ.上田秋成 エ.村田春海
【答案】①ウ ②ア
【解析】對“貞門俳諧”進行進一步改革的是西山宗因,他開創了“談林俳諧”。井原西鶴曾是談林俳諧的中心人物,后轉為浮世草子作家。
四、正しい文に〇、正しくない文に×をつけなさい。
1「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。』は「奧の細道」の一節である。(國際關系學院2011)
【答案】○
【解析】《奧州小路》是江戶時代著名俳人松尾芭蕉的紀行文,「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」是作品開頭的一句話。
2「さび」は、芭蕉俳諧の根本理念とも考えられ、中世文學以來の伝統の上に確立されたものである。(國際關系學院2014)
【答案】○
【解析】“さび”是蕉風俳諧的根本理念之一,重視樸素幽雅的情調。
3「浮世風呂」の主人公は世之介と言う。(國際關系學院2014)
【答案】×
【解析】世之介是《好色一代男》的主人公。
五、下記の言葉を簡潔に説明せよ。
1世話物浄瑠璃(北京科技大學2013)
【答案】世話物浄瑠璃とは江戸時代の世相を背景として、義理?人情の葛藤を寫実的に描いた作品の総稱である。
【解析】“世話物凈琉璃”指以江戶時代的世態為背景,寫實性地描寫義理、人情之間的糾葛的作品。
2井原西鶴(南開大學2012)
【答案】井原西鶴は江戸時代の浮世草子作者?俳人である。西山宗因に俳諧を學び、矢數俳諧を得意とした。浮世草子では、武士や町人の生活の実態を客観的に描き、日本最初の現実主義的な市民文學を確立し、近代の作家に影響を與えた。著「好色一代男」「日本永代蔵」「世間胸算用」など。
【解析】井原西鶴是日本江戶前期俳人、浮世草子作家。他創作的浮世草子客觀描寫了當時武士、町人的生活實態,確立了日本最早的現實主義市民文學,對日本近代作家也產生了深遠影響。代表作有《好色一代男》《日本永代藏》《世間胸算用》等。
3季語(天津外國語大學2010)
【答案】季語とは俳句で、季節と結びついて、その季節を表すと定められている語。
【解析】季語指在俳句中,固定地用來表示某個季節的詞語。
4浮世草子
【答案】江戸時代の小説の一種。井原西鶴作「好色一代男」によって仮名草子と一線を畫して以來、約80年間上方を中心に行われた町人文學。好色物?町人物などのほか、武家物?怪談物など多くの種類がある。西鶴の諸作や八文字屋本が有名。
【解析】浮世草子是江戶時代小說的一種。井原西鶴出版《好色一代男》之后的大約80年間,以京都、大阪地區為中心流行起來。有“好色物”、“町人物”、“武家物”等。西鶴死后,京都的八文字屋的刊本在社會上流行。
5元祿文學
【答案】元祿年間を中心として、俳諧?小説?演劇などで町人文學が上方を中心に一つの頂點に達した時期の文學の総稱。
【解析】日本盛行于江戶初期元祿時代的文學。具有市民(町人)文化的特點,在俳諧、小說、凈琉璃等領域都繁盛一時。其中尤其以俳諧作家松尾芭蕉、浮世草子作家井原西鶴和凈琉璃作家近松門左衛門為代表。
六、次の問題を要領よく答えなさい。
1近世文學の前期を紹介しなさい。
【答案】日本の近世文學は前期の上方文學期と後期の江戸文學期に分けられる。
前期は上方(京都?大阪)を中心として元祿年間にその隆盛を極めた。『好色一代男』、『日本永代蔵』を書いて浮世草子の代表者となった井原西鶴、『奧の細道』などで俳諧の蕓術性を高めた松尾芭蕉、『曾根崎心中』など浄瑠璃の名作を殘した近松門左衛門など文豪が輩出した時代である。また、この時代には『古事記伝』を著した本居宣長によって國學が完成され、古典研究が盛んになった。
2近世の一文學理念である「義理人情」とはなにか。
【答案】「義理人情」は近世の社會から生まれた文學理念である。「義理」は共同社會を営む他人に対して果たさなければならない道徳理念であり、「人情」は人間の封建社會から拘束されない自然の心情である。この社會的道徳理念の義理と、人間本來の心情である人情の相反する理念が社會生活で矛盾をきたし、それを如何に超克していくかが文學で取り上げられる。近松の浄瑠璃に重視されている。